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ホルミシスとは
特定の物質のことではなく、効果のことを言い、通常は有害な作用を示すものが、微量であれば逆に良い作用をもたらす
生理的刺激作用のことを言います。
例えば、お酒も一気に飲むと急性アルコール中毒になりますが、少しずつ飲めば百薬の長と言われています。また、体を
温める作用がある漢方薬のブシと言うのがありますが、これは猛毒と言われるトリカブトの根を粉末にしたもので、少量
用いる事で身体には有益に働きます。
それと同じく、放射線は大量に浴びると身体に害を与えますが、自然界の100倍程度であれば、かえって健康面に良いと
言う事がわかってきています。
もともとは、当時NASAの医学顧問でミズーリ大学の教授トーマス・D・ラッキー博士が、宇宙飛行士が地球の何百倍と
いう放射線を浴びるが、身体にとってどのくらいダメージになるのかを、10年間にわたり調査した結果、微量の放射線は
かえって生命にとって有益であると言う論文が発表された事からはじまりました。
自然界には、このホルミシス効果を取り入れられる場所があり、オーストラリアではバドガンシュタインのハイルシュト
レインや、日本では、秋田の玉川温泉、鳥取の三朝温泉などがあります。
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